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未来のニーズを予測する方法

2020-07-20 最終更新日時 : 2024-07-05 mochimaru

未来のニーズを予測できたらいいですよね。

そんな方法が・・・実はあるのです。
私の師、梅澤伸嘉が1989年に発表した「ニーズスパイラル理論」を使った方法です。

それは次のようなものです。

消費者のニーズを基に新しい商品・サービスが生まれます。
     ↓
その商品・サービスを人々が使うことで生活の変化が生まれます。
     ↓
その変化した生活の中で、新たな問題や充たされない気持ちが生じます。
     ↓
すると、その問題や充たされない気持ちを解決したいという新たなニーズ(未充足の強いニーズ)が生まれます。
     ↓
その未充足の強いニーズに応える新しい商品・サービスが登場してきます。

これが繰り返されていきます。
ニーズがスパイラル状に連鎖していくという考え方です。
「ニーズスパイラル理論」と言います。


要約すると

ニーズが生じると商品が登場する
     ↓
商品が登場すると生活が変わる
     ↓
生活が変わると新たな問題が生まれる
     ↓
その問題を解決したい、というニーズが生まれる
     ↓
そのニーズに応えるための新たな商品が生まれる

これが繰り返され、ニーズがスパイラルアップしていくのです。

例を挙げます。

「いつでも、どこにいても電話をしたい」(ニーズ)
     ↓
「携帯電話の登場」(ニーズに応える商品の登場)
     ↓

「どこにいても、電話で話すことができるようになる」(生活が変わる)
     ↓
「人の迷惑になるような場所、例えば電車の中などでも電話で話すことができてしまう」(新たな問題が生じる)
     ↓
「人に迷惑をかけずに、望む相手とコミュニケーションをとりたい」(問題を解決するための新たなニーズが生まれる)

*ここでは、「電話をしたい」よりも、より上位(目的)のニーズとして「コミュニケーションをとりたい」などとすべきです。その理由は、新たなニーズに応えるのは、従来の電話という手段とは異なるものになる可能性があるためです。
     ↓
「メールやラインの登場」(新たなニーズを充たす商品・サービスの登場)
     ↓
「誰と、どんな内容のやりとりをしているかを、人に知られることなく、迅速にコミュニケーションをとる生活場面が現れる」(生活が変わる)
     ↓
「怪しい人がコミュニケーションツールに入り込む」(新たな問題が生じる)
     ↓
「不安なく安心して、特定の人とだけコミュニケーションをとりたい」(新たな未充足ニーズが生じる)

以上が「ニーズスパイラル」の例です。

この理論を使えば、未来のニーズや、将来登場してくる商品・サービスの仮説を生むことができます。

次のように手順はシンプルです。

1.現在の商品・サービスが、生活の中でどのような問題や充たされない気持ちを生じさせているかを洗い出します。

2.すると、そうした問題や充たされない気持ちを解決したいという未充足の強いニーズを推測できます。

3.将来的に登場しそうな、その未充足の強いニーズに応える商品やサービスを思いめぐらします。

4.次に、そうした商品やサービスが登場することによる生活変化を様々な観点から洗い出します。

5.すると、問題点や充たされない気持ちが想像できます。

6.そうした問題点や充たされない気持ちを解決したいという未来のニーズが推測できます。

こうした未来のニーズを充たす商品・サービスを更に思い巡らせていくのです。


このようにニーズスパイラルは、「人」と「商品」と「生活」の関係を洞察する考え方で、「生活工学的アプローチ」と言えます。

「生活工学」とは、梅澤伸嘉の師匠である、小嶋外弘博士が提唱したものです(私は小嶋外弘先生の孫弟子ということになります)。

ちなみに、人と商品の関係を論じるのを「人間工学」と言います。いわば、「人」と「商品」とが対峙している関係です。
人間工学は、商品をより使いやすく、より分かり易くするためにはどうしたらよいかなど、既存商品の改良には役立ちます。

一方 、「生活工学」は人と商品と生活が調和するためにはどうすれば良いか、という考え方をするもので、より革新的な商品・サービスを生み出しやすいのです。


「ニーズスパイラル」による予測精度を高めるには、将来の技術面に関する知見も必要になります。

技術は生活上の問題を解決する形で進歩してきました。

技術の進歩や革新なくして「スパイラルアップ」はありえなかったと言えます。
また、生活上の問題を解決したいとする生活者ニーズなくしては、技術の進歩や革新はもたらされなかったとも言えるでしょう。

言い換えますと、この方法を使えば、競合他社よりも先に技術開発に着手することもできるのです。

いかがですか?未来を予測する方法「ニーズスパイラル手法」。
試してみませんか?


競合他社よりも先に未来を垣間見ませんか?

ご興味のあるかたは、どうぞお問い合わせください。

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